みなさんこんにちは。
清々しい秋の気配が感じられる季節になりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回のコラムは三回生、山縣が担当いたします。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
さて、今回のコラムのテーマは「つくる責任、使う責任」です。
先日、ゼミの研修でJICA関西を訪問した際、SDGsについて知ってもらうための広報展示室の展示でSDGsのある目標が最低評価になったことを知りました。
それが、今回のテーマである目標12の「つくる責任、使う責任」だったのです。
これは、国際的な研究組織であり「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」(SDSN)が毎年各国のSDGs達成度を評価した「持続可能な開発報告書」の2022年版の結果です。
日本の全体評価は2017年の11位から降下していき、今年は19位でした。
17ある目標を達成済み、課題が残る、重要な課題が残る、深刻な課題が残る、の四つで評価され、2021年では深刻な課題と評価された目標は5つでしたが、今年目標12「つくる責任、つかう責任」が深刻な課題に引き下げられ、6つになりました。
なぜ、目標12は最低評価へ引き下げられたのでしょうか、日本のこの目標に関する問題はなんでしょうか。
そこで、目標12「つくる責任、つかう責任」について調べてみました。
目標12 「つくる責任、つかう責任」とは、「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」をテーマとして全11個のターゲットから構成された目標です。
日本では、特に電子機器の廃棄量とプラスティックゴミの輸出量で低く評価されています。
また、食品ロスの増加やゴミのリサイクル率の低さも指摘されてきています。日本は一年で600万トンの食品ロスを発生させ、約8割のゴミをリサイクルせず焼却処分しています。
私たちは生活する中でたくさんの資源を使っており、地球が作り出せる1.5倍の資源を使っていると言われています。
このまま資源を大量に使い続けると、水資源の枯渇や土壌資源の減少による飢餓、森林減少に繋がります。
この課題に対して私たちに何ができるでしょうか。
例えば、環境に配慮した商品作りやリサイクルシステムを持っている会社の商品を買うことや商品を購入する時に本当に必要か考えること、ゴミの分別を守ることなどが挙げられます。
その他にもあると思いますが、一番大切なことは自分にできる範囲で行動に移すことだと思います。
みなさんも将来の地球のために何ができるか考えてみませんか。
SDGsは2016年から2030年にかけて世界が達成するべき課題です。
達成までの期限は残り少なくなってきています。
コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻の影響など、経験のない重大な問題に直面している中で短期的な政策が必要になっていますが、持続可能な社会という長期的な問題にももう一度目を向けることも必要なのではないのでしょうか。
日本は、特にジェンダーや環境の分野で深刻な課題を抱えています。
みなさんのSDGsへの関心をより高め、日々の生活の中で持続可能な社会のための行動を実践するきっかけになれば幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
<参考資料>
・竹山栄太郎、(2022)、「[SDGs達成度ランキング]日本、2022年は19位にダウン 6目標に『深刻な課題』」、https://www.asahi.com/sdgs/article/14635843
・ESG Times、(n.d.)、「SDGs目標12『つくる責任 つかう責任』とは? 企業の取り組み事例まで徹底解説」、
https://esg-times.com/sdgs-12/#toc4
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