『スポーツ×まちづくり』

 

こんにちは。コラムを担当させて頂く一回生の長濱光葉です。今回は私が参加したスポーツボランティアの体験談に加えて、スポーツ大会がもたらす「まちづくり」について書いていこうと思います。

 

皆様は、現在日本でラグビーW杯が行われていることをご存知でしょうか?私の地元の大 阪でも4つの試合が行われ、私は東花園大会をサポートするボランティアとして大阪を支えました。私が、ラグビーW杯に参加しようと思ったきっかけは、高校時代1年間ラグビーが盛んなニュージーランドで過ごしたことで、日本でもラグビーに携わりたいと思ったか らです。また、奇跡的にラグビーW杯が私の地元の大阪でも開催されると聞いてすぐにボランティアに応募しました。高校三年生の丁度今の時期に参加が決まり、オンラインと対面で何度か研修が行われ、選考の結果「関係者パス発行」という形でボランティアをすることになりました。「関係者パス発行」とは、球場内に入る関係者(医療関係者、メディ ア関係者、ボランティア、チーム関係者など)にパスを発行することです。ほとんどのパスは、試合前に発行されていますが、パスを忘れた方や急遽球場内に入ることになった方に当日パスを発行する形でボランティアを行いました。パスを誤って発行したり、違った人に渡したりしてしまうと試合の安全性に直接関わってくるので責任のある仕事でした。しかし、ラグビーの試合をテレビで見ると、チームの監督や関係者、メディアの方々が私たちの発行したパスを付けていて、自分が直接発行したものではないですがラグビーW杯のボランティアの一員として大会を支えていると感じました。

 

さて、このコラムの題名で書いた様に私はこのラグビーW杯のボランティアを通して、スポーツがもたらす「まちづくり」について考える機会がありました。このラグビーW杯日本大会は「まちづくり」に大きな影響を与えたと思います。なぜなら、ラグビーW杯開催 中はもちろん開催前も街はラグビーで盛り上がっていました。追い討ちをかける様に、日本チームが着々と白星を挙げていき、これまでにないラグビーブームが日本に訪れました。また、私がボランティアを行なった花園ラグビー場周辺の盛り上がりは、今まで感じたことのない様なものでした。球場内は勿論のこと球場外でもラグビーを盛り上げる様な 工夫が飲食店などを筆頭に行われていました。市民の参加型ではなく、主体的に街を盛り 上げる「まちづくり」をしており、スポーツがもたらす「まちづくり」を肌で感じることができました。この体験を基に、今後の大学生活の中で都市に関する知識を深めていきたいと考えています。