タイに来て気づいたBFCの魅力

こんにちは。Bridge for Children, KGU 3回生の吉田さゆりです。5月も終わりに近づいて、新入生の人は大学生活にも慣れ、入りたいサークルもなんとなく決まりつつある時期かなと思います。なので、今回は、“タイに来て気づいたBFCの魅力”について語らせていただきます。

私は今、大学の国際社会貢献活動というプログラムでタイに来ています。そして、タイの非営利団体でインターンシップ生として、4月頭から8月末まで約5か月間活動させていただいています。

私がタイでのインターンシップを通してまず学んだことは、「常に相手のことを考えて行動する」ということです。世界中には多種多様な仕事がありますが、その中で人と全く関わらない仕事はほとんどないと思います。仕事によって人と関わる数はそれぞれですが、自分一人で完結する仕事はほぼゼロだと思います。お客様と関わる接客業だけでなく、オフィスでの仕事でも研究職でも、必ず職場の人との関わりがあります。つまり、仕事では人との関わりを避けることができません。

なので、仕事をする上で「相手のことを考えて行動すること」は非常に重要です。例えばお客様からの電話を上司に伝言するメモ一つでも、相手のことを考えて書いたメモと考えずに書いたメモでは大きく書き方や内容が異なってきます。もし電話の内容を伝言される上司の立場を考えてメモを取れば、大きく見やすい字でいつ誰からどのような用件で電話がかかってきたのか簡潔に書くはずです。また、メールでも同じことが言えます。内容が相手に伝わりやすくなるよう箇条書きにしたり、重要な部分は下線を引いたりと工夫するはずです。
これはビジネスマナーとして上司に教えていただいたことですが、ビジネス面だけでなく日常生活でも必要なマナーではないかなと思います。

例えば私の場合、思いやりと感謝の気持ちを持って行動することがBFCでの目標です。BFCは少人数制の団体なので、メンバー全員が協力することが不可欠です。誰か一人でも手を抜けば誰かがその一人の仕事をカバーしなければならなくなり、その人の負担が増えます。しかし、国際協力団体であるBFCには思いやりを持って相手のことを考えて行動できる人が非常に多いと思います。おそらくその理由は、国際協力に関心あるメンバーが多く、世界で困っている人や苦しんでいる人、悩みを抱えている人を助けたいという熱い想いを持っているからだと思います。

今、この人の仕事が大変そうだから私が手伝おう、この前あの人がリーダーとして仕事を頑張ってくれたから次は私がリーダーをやろうなど、そういった気持ちを少しでも行動に示すことで相手の気持ちはかなり違うと思います。自分に相手を手伝う余裕がなければ、今仕事大変そうだけど大丈夫、手伝えること何かあると声をかけるだけでも相手の気持ちは少し楽になると思います。

私は、世界で苦しんでいる人を助けることの根本に、自分の身近な人が困っている時に積極的に手を差し伸べることがあると思います。私と同じように少しでも多くの人が幸せに暮らせるよう世界を変えられるような人になりたい人は、日々の生活から思いやりの気持ちを持って相手のことを考えて行動することなど小さなことからコツコツ始めていくのはどうでしょうか。

最後まで読んで下さりありがとうございました。
今回はまだタイに来て1か月半ということでタイについては触れませんでしたが、次回は帰国後にたくさんタイ触れながら国際社会貢献活動について綴らせていただこうと思いますので、楽しみに待っていただけると嬉しいです。
写真はコラムの内容とは関係ありませんが、少しでもタイからお届けしているのが伝わるようタイでの写真を選びました。