「会話」

 

 

 

こんにちは。そしてはじめまして。今回、初めてコラムを綴らせていただきます、1回生の槙田雪乃です。拙い文章になってしまうかと思いますが最後までお付き合いお願い致します。

 

さて、今回は「会話」ということに関して述べていこうと思います。皆さんは毎日どのように家族や友人、あるいはその他の人と会話をしているでしょうか。おそらく、学校や家で会話をしていると答える人がほとんどだと思います。しかし、それだけでしょうか。LINEなどSNSを会話のツールとして、他者との会話をしているのではないでしょうか。

 

スマートフォンが普及してから、公共交通機関で周りを見渡すと、大半の人がずっとスマートフォンの画面に向かって誰かと文字だけの会話をしているというのが当たり前になっているように感じます。私は電車に乗るたびにみんなが俯いて1つのモノに対してじっと見ている光景をいまだに奇妙に感じるのですが。それはさておき、SNSというのはとても便利です。インターネットにつながる環境にいれば、どんな時にも、何処にいてもSNS上で繋がっている人と会話ができます。また、ある程度距離を取りたい相手とは顔を合わせず、不快感を感じることなく会話をすることができるという緩衝材のような役割を果たしてくれることがあります。あるいは、現実世界でなくSNSの世界で同じ価値観を持っている人と繋がることができ、そこに自分の居場所を見出す人もいるのではないでしょうか。色んな意味で便利ですね。

 

SNSは会話をするには本当に便利です。しかし、それで本当にあなたは満たされますか?私が今、とても感じるのは、相手との顔と顔を合わせた会話の大切さです。例えば1人で悩んだりつらい思いをしたとき、SNSを介した会話を相手と試みたとします。確かに、時間に関係なく気軽に相談できますし、その面では瞬間的につらさを取り除くことは可能です。しかし、相手がどんな顔で返信しているのだろう、この言葉はどんな声のトーンなんだろう。不安になってむしろつらくなってしまうことも考えすぎる私にとってはしばしばあります。これに対して顔を合わせた会話では、相手の表情や声のトーンを知ることができ、安心感が得られると思います。それだけではありません。相手がいまここに本当に存在していて、親身になって自分の話を聞いてくれていると思うと本当の意味で安心できて、ほっとすることができます。あるいは、相手に要求したりされたりするとき、SNSでは伝わらない相手の本心を感じ取ったり、自分が本当に助けを必要としているということを伝えることができるのではないでしょうか。実際に、ビジネスの現場でも画面を通した交渉より対面の交渉のほうが成功率が高いといわれています。

 

確かに、対面での会話は怖いです。相手と自分の関係に向き合うことによって傷つくかもしれないから。しかし、それ以上に大切なのはきちんと自分の思っていることや相手の本当の気持ちを汲み取ってあげること。また、相手がどんな人であるのか、本当に信頼できることができる人なのかということは顔と顔を合わせた会話でないと知ることはできません。そのことによって相手との関係がより強固なものになり、会話をするごとに満たされた気分になるのではないでしょうか。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。