十人十色

 

BFCのコラムを今回も読んで頂き有難うございます、今回コラムを綴らせて頂く4回生石丸加菜です。皆様と一緒に価値あるひと時を共にできればと思います。少し長くなりますがお付き合いください。

 

さて今回のコラムは『十人十色』をテーマに私の価値観を共有したいと思います。

私は物心ついた頃から自分と人を比べて、人よりできない事や人と違う部分があるとそれをコンプレックスに感じていました。その性格の為か、なんとも負けず嫌いで頑固で融通の利かない少女でした。そんな私の狭い視野・価値観を変えてくれたのは高校の個性豊かな同級生達でした。私が通っていた高校は国際色豊かで様々なバックグラウンドを持つ生徒がたくさんいました。そこで私は今までに自分の中には無かった生き方・考え方・発想力に出会い、人それぞれが持つ『個性』の素晴らしさに魅了されました。自分は今まで自分の中で決めた『こうあるべき・こうすべき』を守っていれば良い子だと思っていました。それはそれで私の生き方は間違えては無かったと思います。しかし、それでは面白い私、魅力的な私にはなれないと思いました。全てを自己完結で終わらし、人と比べて生きるのって息苦しいなって。

もっと自分を解放して素直に生きる方が物事上手くいくし何より楽しくないですか?

別に人に比べてできない事があっても、その分野で得意な人に頼れば、仲間っていうかけがえない存在もできるし物事の質も高まりますよね。

物事の捉え方を180度変えるだけで見える世界もガラリと変わって、なんだか楽しくなります。

 

私のこの180度の価値観転換を後押ししたきっかけは実は高校だけではなくて、かなり海外渡航経験も影響しています。高校で視野が少し広がった事で、世界に興味を持ち始めました。大学に入ると興味はヒートアップしネパール・フィリピン・インドネシアを始め様々な国に出向き多種多様な人々や価値観に出会いました。正直理解に苦しむときもありましたが、それが彼らの生きてきた生き方でありその間に形成された考え方・価値観です。享受し、自分に吸収する、そしてBFCなどを通して発信する。この流れが私は大好きです。新しいものに出会うたび新しい自分の生き方に出会えている気がします。自分の可能性を広げているというのでしょうか。過去の自分からしたら驚異の成長だと思います。人より優れてないと嫌?人と同じじゃないと嫌?現在の私からしたら、何か一つでも自分にしかないもの見つけたら良くない!?そんな自分を認めてくれて、一緒に頑張ってくれる人達を大切に、その人達と一緒に生きていけばいい、と言いたいです。

 

ここまで長々とお話ししてきましたが、つまり人と比べて良いことなんてなくて、むしろ友達や仲間という存在と一緒になって、色んな価値観や得意分野を持った皆んなの力で一つを達成していく方が自分も含めて皆んな幸せではないでしょうか。人は人、私は私で良さがあり、それを認める強さを持ち続けるためにも私は十人十色を大切にBFCでも活動していきたいです。