母子健康手帳について



 皆さんこんにちは!BFC3回生の奥田愛梨です。今年度BFCの副代表を務めさせて頂くことになり、ますますBFCの活動に奮闘している今日この頃です。
 今回のコラムでは「母子健康手帳について」お話しします。

 皆さん、特に日本のお母さんなら誰でも母子健康手帳がどのようなものか分かるのではないかと思います。
 私は先日、母子健康手帳について論文を書きました。それまで私も知らなかったのですが、実は母子健康手帳は日本発祥なのです。戦後の日本では、貧しいために栄養失調で死んでしまう子どもが多くいました。そのような母子保健の状況を改善するため、また子どもたちやそのお母さんをサポートするために、政府が作ったのが母子健康手帳です。
 近年、母子健康手帳は世界中の母子保健分野において注目されています。日本では、妊婦さんやお母さんが持つことがごく一般的な母子健康手帳ですが、世界には母子健康手帳がない国がたくさんあります。
 では、なぜ今母子健康手帳が注目されているのでしょうか。
 母子健康手帳は、母子の健康を妊娠~育児まで一貫してサポートするツールです。しかし、母子保健と一口に言っても、各時期においてすべきことは異なります。そのような時、母子健康手帳を見れば、妊娠・出産・育児においてすべきこと、育児のポイント、検診や予防接種、母子保健制度、などの母子に必要な知識やアドバイスを得ることができます。また、お母さんが自分の健康状態や妊娠中の経過、子どもの発育・検診・予防接種の記録をするツールでもあります。
 このように、母子健康手帳は1冊でお母さんと子どものサポートを一貫して行うことができる素晴らしいツールなのです。
 近年母子健康手帳は、特に途上国開発の現場で活用されるようになってきています。発展途上国では感染症への感染率・乳児死亡率・妊産婦死亡率が非常に高く、また医療体制が未熟なため、母子が健康を維持できるとは言い難い状況です。母子健康手帳はそのような途上国の母子保健をより安全に改善していく力を持っています。よく国際協力では、途上国の医療を改善するにはワクチンを届けたり医療従事者を派遣するイメージが強いかもしれませんが、近年は予防医療の重要性が高まっています。そのため、予防医療のツールとしても母子健康手帳は活躍すると考えられます。
 母子健康手帳は、現在フィリピンでも少しずつ導入が検討され始めているようです。今後日本の母子健康手帳がフィリピンで役立ち、子どもたちやそのお母さんたちの健康が守られるようになればいいなと思います。
  今回も最後までお読み頂きありがとうございました。次回もお楽しみに☆

ユニ・チャーム『moony 母子健康手帳の内容は?どんなことが書いてあるの?』https://jp.moony.com/ja/tips/lesson008.html (2018年1月18日)
非特定営利活動法人HANDS『母子健康手帳』http://www.hands.or.jp/activity/mch/hb/index.html
(2018年1月18日)