みなさん、こんにちは。2019年 最初のコラムを執筆させていただく3年生の寺井里奈です。
今回は “ 生産者の思い” について綴らせていただきます。
私は去年の3月に、現役慶應大学院生でありモデルとしても活動していらっしゃる鎌田安里紗さんとエイチ・アイ・エスが提携して行われるスタディーツアーに参加しました。(詳しくは前回のコラム https://www.facebook.com/305080959623563/posts/1158165987648385/ をご覧ください)
このスタディーツアーでは、ベトナムに訪れ日本の方が経営されている エシカルアクセサリーのアトリエを訪問し、お話を聞いたり、現地の子供たちと交流する機会があったり、観光地を訪れたりなど内容が盛りだくさんのツアーでした。
特に印象的だったのはベトナムのフエにある
Phuhiep(フーヒップ)さんのアトリエへの訪問でした。フーヒップは、自立支援のために生まれたアクセサリーブランドであり、フーヒップという名前は、支援先の地区名から来ています。そこで働いている方々は女性で、年齢は私と同年代の女性でほとんどの方が家庭を持っていました。そして、フーヒップが作るアクセサリーは、一つ一つ丁寧に彼女たちの手作業で作られており、彼女たちの思いが込められた作品です。フーヒップのアクセサリーを初めて見たとき、惹きつけられる何かを感じました。恐らくそれは、作り手の思いではないかと私は思います。このスタディーツアーを通して、ものに込められた思いを知ることの楽しさを学びました。世の中にある全てのものには必ずしも誰かの思いが込められています。ですが、買い手と作り手が直接やり取りを行う機会は少なく、多くのものが間接的に買い手に渡り、作り手の思いを知る機会というのは多くはありません。だからこそ自分自身でものに込められた思いや背景を知っていく機会を増やして欲しいなと思います。けれど私は、自分に関係する全てのものの背景を知る必要は無いと思います。例えば、お気に入りのアクセサリーがどこで作られたのかを知るでも良いと思います。もしかしたら、日本から遠く離れた国で作られていたりすることもあり、意外な発見もあるかも知れません。ものに込められた背景を知ることで更に愛着が湧いたり、見方が変わる場合もあると思います。
最後に、みなさんが身に纏っている洋服、ご飯に使われている食材、交通手段として使っている電車、その他の全てのものには必ずしも誰かの思いが込められています。案外遠くの国の人とものを通して繋がっている可能性もあります。ぜひ一度自分に纏わるものの背景を知ってみてください。
拙い文章ではありましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
Phuhiep HP
http://www.phu-hiep.com/?mode=f2