ジャンボ!遅めの梅雨が明け、本格的に暑くなってきましたね。今回のコラムは日本に来てはや10年、未だにこの蒸し暑さに慣れないBridge for Children, KGU3回生の田辺大空です。

 私事ながら親の転勤に伴い春から一人暮らしを始めました。今回は初めて一人暮らしをして気付かされたことをお話したいと思います。

 

 突然ですがみなさんは時事には強いですか?自信を持ってYesと言える人、日本もしくは海外の時事はアップデートしているという人や全然分からないよという人など様々な方がいると思います。私は自分のことを時事に強い、国内外の情勢をアップデート出来ているとおもっていました。実際にテストの時事問題に苦労したことはなく、誰と世間話をしても大体ついていくことが出来ていました。

 しかし、一人暮らしを初めて数ヶ月経ってある変化が起きました。なんと日本の時事、つまり日本で今何が起きているのか全く分からなくなってしまっていたのです。スポーツをはじめ、コロナの感染状況や災害状況などの自分にも関わりうる重要な情報も知らない事が多くなり、時事に強いという自負があった私はとてもショックであるとともにとても恥ずかしい気持ちになりました。何故そうなったのでしょうか。その理由は簡単で、それは私がただ日本に関心を持っていなかったためでした。私は元々ケニアで生まれ育った影響からか日本が自分に合わず、興味もあまり持たなくなりました。その為今までは家族と食事時に家族でニュースを見る時間で日本の情報がアップデート出来ていましたが、1人になると日本で今何が起きているのか分からなくなってしまうという事態に陥りました。

 この経験を通し、私は自分の興味のない分野の情報を収集する事の大切さを学びました。僕の場合は直接生活に関わってくるため気づくことが出来ましたが、人間が外部から情報を得る時に様々な要因で受け取る情報にはどうしても偏りが生じてしまいます。そこで少し手を伸ばして、自分のいつも見ている世界の外の情報を上手く利用する事はみなさんの人生や価値観を変えるきっかけになるかもしれません。世界はとても広く、毎日様々な事が起きています。私はこれから自分が世界からキャッチする情報の偏りを見直していきたいと思います。みなさんもこの機会に自分の見ている世界を見直してみませんか?

 

最後までお読み頂きありがとうございました。