皆さまこんばんは。3回生の池沢友里です。ついに大学生活の中間地点を通り過ぎ、後半戦に突入したこの春ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、私がマレーシア留学で感じた「言語の奥深さ」、また「言語で感じたロマン」ついて執筆したいと思います。
私は性格上、物事に情緒を感じやすいタイプでいろいろと感情が高ぶることが多いのですが、その発作がマレーシアへの留学中にも起きました。
私は英語を上達させるため、4ヶ月間マレーシアへ留学していました。
マレーシアでは英語の他にマレー語、中国語、タミル語(インドの言葉)が話されています。ただ、私は英語の勉強がしたかったので多言語については全く興味を持ちませんでした。なので、英語以外に触れる機会は少ないものなんだろうなと思っていました。ですが、私はマレー語の参考書を持って行っていましたが、今ではそれを持って行って本当に良かったなと思っています。
それはなぜかと言いますと、現地の方へマレー語を話すと、とっても喜んで下さったからです。
そこで徐々に感じましたが、国の言葉は、その国ならではのもので国民が大事にしている宝物なのではないかなと、言語がとても愛おしく感じました。(発作発動)
また私がマレーシアでインターンをしていた時のことです。
職場で私以外は全員マレーシア人でした。
みんな私と話すときは英語でも、彼らどうしで話すときはマレー語で私はとても悔しい思いをしていました。
それは、マレー語で話している時の方が面白そうだったからです!
私もその輪に加わりたい!! その日から知っているマレー語を全て駆使し、会話に混ぜてもらいました。中には「英語が通じるんだし話している内容が一緒なら、国の言語なんて話せなても良くない?」とおっしゃる方もいます。
、、、言語には国の壁を乗り越える力がある!!!マレーシアでの経験からそう感じた私にはその意見に賛成はできませんでした。
実際に国連や途上国で活躍されている方々は、現地の住民や部族と仲良くなるためにその言語を習得されるそうです。
また言語にはその国のカラーがよく表れていると思います。
もっと小さく言えば、日本の方言だって同じです。方言が自分の生まれた土地を表し、風土を感じさせ、親しみが沸くことがありませんか?
故郷を離れて暮らしている場合、普段は標準語だけれど、また故郷に帰ったら方言に戻る。 そこに安心感や安らぎ、懐かしさを感じた経験がある方も多いかと思います。それを国レベルに考えると、言語ってなんて素晴らしい、美しいものなんだと、私は感動しました。
それぞれの国が言語を持っていて、それが親から子へ受け継がれていることは尊いです。
以前、ある先生と「日本らしさ」についてお話ししていました。
日本らしさとはなんですか?と質問された時、私はもてなす心を持っていることや、わびさびの習慣があることなどを答えました。
皆さんもそう思われるのではないでしょうか。ただその先生は「それもあるけれど、いちばん日本人の心を表しているものは、古来存在する百人一首や万葉集の詠だ」とおっしゃいました。
今から1200年も前からある日本語の詠、その言葉には日本らしい「心」が込められているのだなと、日本語から日本の美しさ、清らかさを感じました。
こんな美しい言葉をもつ日本人に生まれて、誇りに思います。
先日、新しい元号が発表され、まさに万葉集から選ばれた「令和」という名前に私は、なんて日本は美しい!と思いました。
めったに日本人が日本を褒めることが無いですが、、、(それもまたお国柄?笑)
たまには、自分の祖国である日本を素晴らしいと思ってもいいなと思います。
そのときは皆さまぜひ言語から、思いを馳せてみてください。
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